コラム [ 日記 ]

DATE : 2020.01.21

私的ブラジリアン柔術の魅力(前半)

みなさん、こんにちは!
HOPEスタッフの片野です。

突然、私事で大変恐縮なんですが、この度ブラジリアン柔術の競技歴が6年目になりました。
飽き性で今まで何のスポーツも続けてこれなかった自分がここまで続けてこれたものって、後にも先にもブラジリアン柔術だけだと思います。

ブラジリアン柔術の魅力とは何か?
今回はそんな僕がブラジリアン柔術の魅力について紹介していきたいと思います。

①面白いゲームシステム
②プレースタイルは十人十色
③目標を立てやすい
④仲間が出来る

①面白いゲームシステム

ブラジリアン柔術は「格闘技」です。
一般的に「格闘技」というと、年末TVでやっているみたいに相手をKOしたり、絞めて気絶させたりとおっかないイメージがあるかもしれません。

もちろんブラジリアン柔術も目指すゴールは絞めや関節技で相手からギブアップを取る事ですが(パンチやキック等、相手を打つ行為はありません)、僕はそれ以上に柔術のポイントシステムに面白さを感じています。

簡単に説明すると、相手を投げて上を取ると2点、投げて倒れている相手の足を越えて抑え込むと3点、そこから馬乗り(マウント)で4点、相手の背後を取る(バックコントロール)と4点と、相手よりも有利なポジションを取ることでポイントが付きます。
そうして制限時間内にポイントを重ねて、どちらのポイントが高いかで試合の勝敗を決めます。

始める前は格闘技的な怖さを考えていましたが、いざ始めてみたらタップもあるので他の格闘技よりは怪我は少ないですし、何よりもマウントポジションやバックコントロールを取ったり、取られたりする柔術のゲームとしての面白さに夢中になっていました。

②プレースタイルは十人十色

ブラジリアン柔術はルールによる制約が少なく、技が豊富にあるので、一人一人のプレースタイルも少しづつ違ってきます。

その人の体格や身体能力によって、出来る技と出来ない技があります。
その中で自然とより効率的な技を取捨選択して自分だけのプレースタイルを組み立てていくことも柔術の醍醐味であると言えます。

また出来て間もないスポーツということもあって、新しい技が今なお生み出されて、トレンドになったりしていて、今後もますますプレースタイルの幅は広がっていきそうです。

そう考えるとブラジリアン柔術は改めて自由度の高い競技だと感じます。
自由度が高いという部分で考える難しさありますが、逆に僕はそれがブラジリアン柔術の面白さに繋がっていると思います。

後半に続く。。。

DATE : 2020.01.12

2020年、あけましておめでとうございます。

HOPEスタッフの片野です。
皆さんあけましておめでとうございます!
本年もCARPE DIEM HOPEをよろしくお願い致します。

皆さんはいかが年末年始を過ごされましたか?
僕はと言えば実家に帰って、おせちやお餅を食べては何もせずに寝る、というぐーたらな生活を繰り返していたので、見事に正月太りをしてしまいました(;^ω^)
2月には試合も控えているので、少しづつダイエットしていかないと!と思う今日この頃です。
幸いブラジリアン柔術は全身運動のためダイエットには非常に効果的なので、練習していけば体重は自然と減ると思います!
正月太りをしてしまった方はぜひ一緒にブラジリアン柔術をやって、楽しくダイエットしましょう!


DATE : 2019.08.01

柔術を通して、どのようなことを子供たちに教え、伝えていきたいと思っているのか価値観・信念・人生観について

柔術は日本古来の柔道がブラジルへ渡り、逆輸入して【ブラジリアン柔術】として日本で知られるようになった競技です。
現代の柔道ではなくなってしまった肘以外の関節技や、タックルなどの下半身へのアプローチをした投げ技があるのが主な特徴です。
大まかに言えば、柔道の勝敗決着は、技ありなどのポイントや、投げや、絞め技、肘への関節技、抑え込みによる1本があるのに対し、柔術は数字による細かいポイント。頚椎や指以外の関節技や、絞め技による1本で勝敗を決する競技になります。
そして、柔術は柔道よりも戦略自由度が高く、細かいポイントにより微差でも勝敗を決する事が特徴にあります。


私が思う柔術の最大の魅力として言えるのは、微差により勝敗を決する。いわば他者の主観による判定が少ないので、競技者としてはっきりと勝ち負けがついてしまうところにあります。


言ってしまえば、勝ち負けを曖昧にしないところに魅力を感じます。
昨今の運動会の徒競走で、子供達が競わず一緒にゴールをする姿に強烈な違和感を感じる私のような人間にとって、柔術は子供達に明確な勝ち負けを教え、伝えるには最高のツールであると考えています。


そして、子供達にはいつも挑戦して欲しいと思います。勝ち負けを知ることで、ダイレクトに自分の弱さを知ることができます。自分の弱さを知る事でしか強くなれません。強くなければ人は助けれないし、優しくする事も出来ません。それは同時に自分を知るという事でもあります。
自分を知る事が生きる上で一番難しい事です。だからこそ柔術を通じて自分を知って欲しいです。其処をいつも考えています。
そう言う私自身も私という人間がまだまだわからないのですから。


皆様の考える勝ち負けの一般的なイメージとして勝ち正義で、負けが悪、またはダメというイメージが先行しています。
私の考える勝ち負けは、勝つとは相手ではなく自分。自分に対し言い訳の余地がない準備を課したのかという事が最大の課題であると考えています。


逆に負けに関しては、挑戦しなければ負けは無いので、負けは次に勝つ為にどうしたら良いのかを痛烈に教えてくれる『愛する先生』と考えています。
それはボディビルの若木竹丸氏が筋肉を鍛えるバーベルを先生と仰っていた感覚に近いです。バーベルを跨いだら怒られるというエピソードが有名ですが。


よく、負けて周りが気になってしまうなんて事がありますが、私が考えているのは自分の負け以外は所詮は『他人事』であり、3日もしたら忘れ去られてしまいます。
それは勝ちについても同様に言え、本当に喜んでくれるのは家族を含めても数人しかいないのではないでしょうか?
だからこそ、周りに左右される事なく気持ちの赴くままに挑戦すべきだと思っております。


そして、言えるのは勝ち負けに左右されず、自分の物差しで考え、工夫し、スケジュールを管理し、手前味噌ですが、いつも前向きに考えるしかないのです。
それが私が中学の柔道から、修斗経て、柔術家として生きる私の価値観でもあります。


人生観として言える事は、生きるというのはいつも試されています。長期的な選択。瞬間的な選択を選び続けなければいけません。
どんなに順風満帆な道を歩んでいても、一瞬の判断で変わってしまう。そして当たり前ですが、犯罪や人に迷惑をかける事はしない。と考えております。
私自身、幼少期に祖父、21歳になる頃に父、そして5年前に娘との死別を経験している事から自然に『人生とは儚く有限』と考えるようになりました。
そして生きるとは何か。それは生きてきた証を遺すという使命があると思っています。
死とは。よく考えます。
もしかしたら天国はないのかなと考えてたりもします。
勝ち負けと同様に、きっと死んでしまったら、親族や近しい人を除けば一週間もしたら忘れ去られてしまいます。
だから死とは突然訪れる可能性もある。それを頭に置いているのか、いつも悔いない人生を送るようにしています。今日突然死ぬ事になっても、「好き勝手やらせてもらった。ありがとうございます。」と思いたい。思うような気がします。


だから、自分に嘘はつきたくない。好きな人は好き。嫌いな人には会いたくない。人は生きれば生きるほど自分に正直に生きるべきなのか。思った道を歩くべきなのだと考えています。


そんな考えを持ちつつも、生きたくても生きれなかった人達の分は生きたい。そして長生きしたいと考えている。
私はそんな矛盾した考えも持ち合わせております。


信念。信念とは「それが正しいと堅く信じ込んでいる心」という意味があります。
私の信念は、心と身体は連動している。心が強いから身体が強いのではなく。身体が強いから心が強いと思っています。
だから身体は鍛えるべきだし、全てのストレスは悪ではなく成長の糧になります。


私は性格として忘れやすく、心にストレスを与える事がない分、唯一身体にストレスを与えるようにして自分自身のバランスを保っています。
それは格闘技に出会う以前から毎日身体を鍛えていた父を見ていた事が強く影響しているのだと思います。
そこも、よくよく考えれば父が私に遺してくれたものなのでしょう。


私も父のように、いつも人に優しくありたいです。本当の意味で優しくありたいです。
もし天国があるなら祖父や父や優希に会いたい。父と酒を飲んであの頃を話したい。優希を抱きしめたい。祖父の自転車に乗せられて見た背中越しの夕日が見たいのです。
そう思い今を生き、現在の柔術で何を伝えたいか。そして、価値観、人生観、信念を述べさせていただきました。










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